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猫大好き且つFF大好きっ娘の気ままな日記
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海を越えて、古代種の神殿へ。

深い森の奥に古代種の神殿はあった。
神殿に近づくにつれて星の声は大きくなるらしく、エアリスは必死にその声を聞き取ろうとする。
古代種は星と対話できる能力を持つ種族。
その唯一の生き残りであるエアリスに、星は語りかける。
この星と、星に生きる全ての生命に迫っている危機を。

迷路のように入り組んだ神殿の内部を進む。
侵入者を拒むような仕掛けの数々を何とか掻い潜り、クラウドたちは壁一面に壁画が描かれた場所に到達する。
壁画には古代種とおぼしき人物画、それと巨大な隕石のようなものが描かれている。

セフィロスは現れた。
そして、クラウドたちはセフィロスの恐ろしい計画を聞くことになる。

星は傷ができると治療のために傷口に精神エネルギーを集める。
星が破壊される程の傷を星に与え、そこに集まるであろう膨大な精神エネルギーを取り込み、セフィロスは新たなる存在…神になろうというのだ。
壁画に描かれた巨大な隕石こそが、星を破壊しかねない究極の破壊魔法「メテオ」であった。

「さぁ、目を覚ませ!」
頭の中で誰かの声が聞こえた瞬間、クラウドは自我を失う。
まるで何かに取り憑かれたかのように、意味不明なうわごとを口にする。
エアリスの呼び掛けにようやく我を取り戻すが、やはりどこか変だ。
仲間たちは何事も無かったかのように振る舞うよう努め、神殿の模型が飾ってある祭壇へ向かう。
その模型には古代文字で「黒マテリア」と書いてあるようだ。
星を破壊する究極魔法メテオを詠唱するために必要な黒マテリア…それはこの神殿そのものだった。
つまりこの模型と神殿は連動しており、模型の仕掛けを解いていくにつれて神殿は圧縮されていき、最終的に黒マテリアとなる。
そして仕掛けを解くのはこの祭壇でしか行えず、仕掛けを解いた人間は神殿とともに潰され、黒マテリアに取り込まれてしまうということだ。
セフィロスは何体もの分身を持っている。
その中の一体を犠牲にして黒マテリアを手に入れることなど雑作もないはずだ。
セフィロスの手に黒マテリアを渡らせないためには、今ここで仕掛けを解き、クラウドたちが黒マテリアを入手する以外に方法はない。
しかし、仕掛けを解くということは、言うまでもなく誰かが犠牲になるということだ。

どうすれば良いのか、考えが堂々巡りしていた時、ケット・シーから連絡が入る。
ロボットである自分が祭壇で仕掛けを解くと言うのだ。
神羅のスパイであるケット・シーだが、信じる他に道が無かった。

出口でケット・シーと合流し、最後の言葉を交わす。
何か言うべきなのだろうが、クラウドは上手く言葉が見つからないでいた。
それはケット・シーも同じだったようだ。
なら…と、エアリスはケット・シーに占いをリクエストした。
初めて出会った時以来の、久々の占い。
その結果を告げ、そしてスパイである自分を信じてくれたことに感謝し、ケット・シーは祭壇へ向かっていった。
自分もこの星を守り、救うことに誇りを抱きながら…。

神殿は圧縮されていき、跡形もなく消え失せ、手のひらに収まる程の黒い結晶…黒マテリアが残されているだけだった。
クラウドは黒マテリアを拾い上げ、考える。
メテオを唱えるには大きな精神エネルギーが必要で、人一人が持っているような量では話にならない。
では、セフィロスはどうするつもりなのか。
…そう、約束の地だ。
膨大な精神エネルギーが眠っていると言われている約束の地で、セフィロスはメテオを唱えようとしているはず。
しかし、約束の地は古代種のみが知っているはず。
古代種ではないセフィロスが見つけられるはずはない。
セフィロスの母であるジェノバは当初は古代種とされていたが、本当は2000年前に宇宙からやってきた、この星を滅ぼうとした「災厄」なのだ。

そこに再びセフィロスが現れる。
古代種以上の存在となった自分は精神エネルギー…ライフストリームの中の知恵、知識を取り込み、もう既に約束の地を見つけたとセフィロスは言う。
そして黒マテリアを手にしたクラウドの、心の奥底を揺さぶるようにセフィロスは呼び掛けた。

「さぁ、目を覚ませ」

その言葉を聞いた瞬間、クラウドは正気を失った。
そして、あろうことか黒マテリアをセフィロスに手渡してしまったのだ。
セフィロスはクラウドから黒マテリアを貰い、そのままどこかへ飛び去っていった。

ガクッと地に崩れるクラウド。
自分は一体何をしでかした…?
まさかセフィロスに黒マテリアを…?

あまりのことに錯乱状態に陥ったクラウドはエアリスに詰めより、そして殴りかかる。
仲間たちが正気の沙汰ではないクラウドを止めるには気絶させるしかなく、クラウドは仲間の打撃により意識を失った。



「クラウド、わかる?」
クラウドの頭の中で誰かが呼び掛ける。
エアリスだ。
そして、気付けばクラウドとエアリスは深い森の中にいた。

ここは古代種の都へと続く「眠りの森」
セフィロスがメテオを唱えるのは時間の問題で、それを防ぐのは古代種である私にしか出来ない。
セフィロスのことは私に任せて。
クラウドは自分が壊れてしまわないように、自分のことだけを考えて。

そう言い残し、エアリスは森の奥深くに消えていった。
その背後に、セフィロスの影があることに気付きもせずに…。



クラウドが目を覚ました場所はゴンガガ村の宿屋だった。
酷くうなされていたらしく、ティファ、バレットがずっとついていてくれたらしい。
エアリスが姿を消してしまったらしく、他の仲間たちは皆エアリスを捜しに行っているそうだ。

エアリスの居場所をクラウドは知っている。
古代種の都…そこにエアリスはいる。
そしてエアリスがメテオを防ぐために古代種の都へ向かったことを、セフィロスも知っている。



行きたくない。
セフィロスがそばに来ると、また俺はおかしくなるかもしれない。
俺が俺でなくなってしまうかもしれない…それが怖い。
俺はどうしたら良い?
ここから引き返す?
引き返す…どこへ?

…俺は真実を知るのが、怖い…?
でも、それは…何故だ…?



クラウドには時間が必要だった。
しかし、無常にも時間は待ってはくれない。
刻一刻とエアリスに、この星に危機が迫っている。
「お前がおかしくなったら、殴って正気に戻してやる」
「みんながついているから大丈夫」
バレットとティファのこの言葉を支えに、クラウドは古代種の都へ向かうことを決意した。






いやぁ、思いのほか長くなってしまった。
しょうがないね。
ここから物語が急激に動いていくんだもんね。

さて、ここ古代種の神殿では様々な仕掛けが待っているわけで。
カール型の岩を避けて進むだとか、巨大な時計の針をいじって進むだとか、番人と追いかけっこだとか。
ここで拾えるアクセサリ「リボン」は全てのステータス異常を防ぐという優れ物。
しかし、リボンだからといってエアリスに装備したらダメなのだよ。

さて、この前ゴールドソーサーの闘技場で「負けず嫌い」が発動したためにキャラクター育ち過ぎてボス戦がつまらない。
やっちまったなぁ。



ま、次はいよいよ忘らるる都だ。
覚悟を決めて、参りましょう。
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