忍者ブログ
猫大好き且つFF大好きっ娘の気ままな日記
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ということで、プレイしてみた。



新しいアビリティはどんな感じか。

セフィロスの「天照」は出が早いから良いかもしんない。
そして空中で使えるようになった「閃光」は凄く良いと思った。
あと、「シャドウフレア」の絵面がカッコいいよ本当に。

ジタンのHP攻撃として独立した「フリーエナジー」は微妙かも…。
出は早くて良いんだけど、「その場でポンッ」と出るから当たらない。
それに加えて、命中範囲が狭いから使い方を考えねばなるまい。

クラウドはそんなに変更点はないけど、「ファイア」の追尾性能が上がった。
でも私は、遠距離攻撃は「破晄撃」一筋なのであんまり関係ない。
あ、あと「メテオレイン」の射程が伸びた…らしい。
あまり頻繁には使わないので、実感が沸きにくいわ。

スコールについてはまだ自分で操作はしてないけど、敵として戦った感じで新アビリティの「魔法連撃」が使い勝手は良さそう。
あと、「ヒールクラッシュ」だっけか?
ガードクラッシュまでとは行かないが、ガードされても相手も姿勢を崩すから、ガードされてボコられることは少なくなりそうだ。



アーケードモードは結構キツいわこりゃ。
装備、アビリティ、アクセサリ等があらかじめ設定されたキャラクターでバトルするんだが…ツラい。
自分の設定したアビリティの癖が身に染み込んでるしね。
もちろん、スピードアップとかジャンプ回数アップとか回避性能強化とか、付いてるわけがない。

でも頑張れば充分勝てる範囲内。
そして、頑張ったあかつきには使用したキャラクターのカッコ良い絵が見られます。
…ちゃんと報酬も貰えるよ。



さてと、ストーリーモードをやってみた。
個人的に問題視していたクラウド編。

予想通りの結果。
まぁとりあえずスティーブ・バートンは今すぐクラウドに土下座するべきだと思うんだ。
何か本当にもう、生理的に受け付けない。

セフィロスは良いんだけどね。
そしてフリオニールは個人的にとても好きな声質。
セシルも悪く…ないかな?
ティーダは…

まだ全てのキャラクターの声を聞いたわけじゃないけど、やっぱり日本語版は最高だよね。
もちろん、バトル音声は日本語ですよ!
本当に、バトルが日本語音声に変更可能で良かった…。



声云々は置いといて、バトル画面表示はなかなかの親切設計。
AP(DP)チャンスの条件はスタートボタンを押せばいつでも確認出来るし、「10秒以内に~」等の時間制限付きの条件の時はご丁寧にタイマーも表示されます。
…若干過保護気味な気がしなくもないけど。



いろいろ言ったけど、やっぱり面白いのがディシディア。
クラウド育ててこよー。
PR
11月1日発売
「ディシディア ファイナルファンタジー ユニバーサルチューニング」

もちろん購入。
キャラクターの様々な調整や新モード、また英語音声等々…要するにインターナショナル版ディシディア。



データインストール画面では
■ボタン→チョコボジャンプ
Rボタン→モーグリ鳴き声
Lボタン→チョコボ鳴き声

それぞれ複数回入力すると
■ボタン→上から人が降ってくる
Rボタン→モーグリ打ち上げ
Lボタン→チョコボに乗った二人組みが通過していく

メモリの残量の関係で、オリジナルのインストールデータを削除してUTのインストールデータを保存しました。
オリジナルをやりたくなったら、同じようにインストールデータを入れ替えれば問題ないね。

ってか、UTにデータ引き継いでも無事にオリジナルがこれからもプレイ出来るから良かった…。
安心したわぁ。
バトルしか英語・日本語切り替え出来なくて、イベントシーンは全て英語だからね…。
本当に良かった…。




さぁ、追加要素を見てみよう。



まずはPPカタログ。
アーケードモードの追加項目やコロシアムのブラックジャックコース追加、トレード素材のドロップ機能追加等々。
さらにショップ商品で「ダイヤの指輪」「飛空船」「ファルコン」「インビンシブル」「魔導船」の商品追加があります。
ダイヤの指輪はAP3倍のアクセサリ(但し、壊れる確率100%)。
「飛空船」~の商品は、たぶんデュエルコロシアムのそれぞれのコースで取得出来たアイテムが買えるようになったと思う。
…何十時間もかけて必死にラピスラズリ集めた私に謝れ。

ま、PPを17万ポイント持ってるので全ての項目を解放してきた。
14万ポイントくらい余りました。
もうポイントいらね。



武器やアイテム、アクセサリも大部分は引き継がれてます。
一部のアイテムやアクセサリは引き継がれないらしいが、それがどれなのかはさっぱりわからん。
アダマンシリーズや源氏シリーズの防具、またそれぞれの専用武器なども引き継ぎは大丈夫。

ちなみに、それぞれの専用武器にはそれぞれにアビリティが追加されてる。
例えばクラウドの専用武器『フェンリル』は「激突HPダメージ+30%」の他に、「不意打ちの小効果」。
ジタンの専用武器『オズマの欠片』は「回避成功でBRVアップ+20%」に加えて「勝負師の魂の大効果」…等々。



さらにアビリティについてだけど、かなり変更が多い。
セフィロスなんかは新しい技が増えてるし、ジタンは派生技だったフリーエナジーがHP攻撃として独立してしまった。
その他、まだ確認はしていないけど多数のキャラクターに調整が入ってるから面白くなりそうだ。

あ、当然のことながらキャラクターのアビリティ&装備は初期化されてるから。
地味に装備を整えるのが面倒くさいね。
とりあえずクラウド、セフィロス、スコール、ジタン、クジャ、ティーダまで終わらせた。
残りの皆さんは少なくとも明日までにはセットさせていただきます。



レコードですが、これはきっちりオリジナルから引き継がれてます。
しかも、対戦相手の最高の記録レベルが150まで引き上げられてるよ。
これで「私、レベル150の敵倒したんだからっ!」って一人で自己満足出来るね。






…とまぁ、こんな所でひとまず区切りをつけることにする。
ってか、変更点を確認しただけで終わったよ…。

実際にプレイしての感想はまた今度。




どうしたら良いのか、いつだってわからなかった。

「ソルジャーになる」と言って村を飛び出して以来だったクラウドと、ティファはミッドガルで再会した。
クラウドは5年ぶりだと言った。

…本当は7年ぶりだった。

クラウドの言っていることが、少しずつおかしいと思い始めた。
知らないはずのことを知っていたり、知ってるはずのことを知らなかったり…。
そのことをクラウドに聞いたら、どこかにいってしまうんじゃないか…そんな気がして聞けなかった。

時間が欲しかった。
だからクラウドにアバランチの仕事を紹介した。
そばで、クラウドのことをよく見ていたかった。






ティファは目を覚ます。
北の大空洞からルーファウスたちとともに脱出したのは良いものの、ウェポンの放った衝撃波によりティファは気絶。
そのまま一週間、眠り続けていたらしい。

ここはどうやら神羅カンパニーのジュノン支社であるらしく、ティファは神羅に身柄を拘束されたようだ。
同じく拘束されているバレットから、北の大空洞から脱出する際に他の仲間たちとは散り散りになってしまったことを聞く。
そしてクラウドの行方もわからないそうだ。

空には巨大な隕石…メテオが浮かんでいる。
地上ではウェポンが暴れ回り、セフィロスはバリアで覆われた北の大空洞で目覚めの時を待つ。

もう、全てを諦めるしかないのかもしれない。



沈んでいる二人の元にルーファウスがやってきた。
ルーファウスは、二人を助けにクラウドが乗り込んでくるのではと踏んでいた。
しかしその予想は外れ、いつまで経ってもクラウドは現れない。
そうとなればこの二人はお払い箱。
ということで神羅はティファとバレットを、メテオを喚んだ張本人として公開処刑することにした。
メテオで混乱している民衆をまとめるには、悪者を作るのが一番だという魂胆だ。
抵抗する術もなく、ティファはガス室に送られてしまった。



その時、ジュノンに緊急警報がけたたましく響き渡る。
ウェポンがジュノンに迫っているらしい。
慌てふためき、モニタールームから逃げていった人間たちをよそに、恰幅の良い一人の記者が処刑執行人であるスカーレットにマイクを向ける。
その記者の度胸に感心し、スカーレットは上機嫌で質問に答えようとした。
その瞬間マイクから催眠ガスが噴射され、スカーレットは瞬時に高いびきをかいて眠ってしまった。

身を包んでいたコートを脱ぎ捨て、現れたのはケット・シー。
記者に変装し、二人を助け出す機会をうかがっていたのだ。
ケット・シーのおかげでバレットの腕の拘束は解かれ、直ぐ様ガス室の扉を力任せに開けようとするバレットだが、ガス室の扉はウンともスンとも言わない。
どこかにこの扉をロックを解く制御室があるはずだと、バレットとケット・シーはモニタールームを出ていく。
しかしバレットとケット・シーが部屋を出た瞬間、スカーレットの手により内側からモニタールームの鍵が掛けられてしまった。
ティファを救う手立ては、もう残されていないかのように思えた。

そんな時、ケット・シーがエアポートに向かおうと提案する。
それはティファを見捨てるなどということではなく、僅かに残されたティファを救える可能性にかけるということだった。



神羅軍がウェポン撃退の準備に追われている中、ジュノンの市民は混乱の極みに達していた。
逃げ惑う市民をかき分け、エアポートへ急ぐバレットとケット・シー。
そんな時、一人の女性レポーターがバレットにインタビューをしてきた。
行く道を遮るレポーターに、バレットは怒鳴り声を上げる。
しかし、実はそのレポーターは変装したユフィであった。
ユフィも、二人を救出するためにジュノンに潜伏していたのだ。
バレット、ケット・シー、そしてユフィの3人はエアポートへ急ぐ。



バレットたちが奮闘している中、ティファの拘束されているガス室でガスの噴射が始まってしまった。
しかし、ティファを拘束した後に立ち去ったスカーレットがあるものを落としていったのを、ティファは見逃さなかった。
それは鍵…ティファの腕を拘束している手枷を外す鍵だった。
自由が利く足と頭を使って何とか手枷を外すことに成功し、ガス噴射を止めることが出来た。

だが一息つく暇もなく、ガス室に大きな衝撃が起きる。
ウェポンのエネルギー波がガス室を直撃して分厚い壁が溶解し、ガス室内部がむき出しになった。
このチャンスを逃す手はない。
ティファはガス室の壁をよじ登り、ウェポンが開けた穴から外へ脱出する。

だが、出た先はジュノンに備え付けられた巨大なキャノンの上。
後をスカーレットが追ってくるため、引き返すことは出来ない。
まるで楽しむかのように、ティファを砲身の先へ追い込むスカーレット。
ついに追い詰められてしまったティファの眼下に広がるのは、遥か下で渦を巻く淀んだ海。
ここから落ちれば、死は避けられないことは確かだ。

その時、微かだが確かに、ティファの耳に誰かの声が届いた。

「砲の先に向かって走れ」

誰が言ったのかはわからない。
しかし、ティファは迷うことなくその声を信じ、走り出す。
そして、示し合わせたかのように飛空挺ハイウィンドがその巨体を現した。
慌てて追いかけてくるスカーレットらを振り切り、ハイウィンドから投げられた縄を掴むティファ。

長い黒髪をなびかせ、ティファは夕闇迫るジュノンを去った。






ジュノン脱出完了。
ここでのメインイベントは、ティファvsスカーレットの女の戦いだと信じてる。
平手打ち合戦は絶対に負けられねぇ…。
私のプライドが、負けることを決して許さない。
諦めません、勝つまでは!

…ま、一回で勝ったけどね!!
どうだ凄いだr…
(´ε`(⊂(゜Д゜)

すいません普通ですよね調子こいてほんとすんませんでした。






飛空挺では、仲間たち皆がティファを迎えた。
バレットもシドも、ナナキもユフィもヴィンセントも、皆無事だった。

しかし、迎えてくれる仲間の中にクラウドはいない。

「もしかしたら…」
ナナキは古い記憶を掘り起こすようにゆっくりと話しだした。
この星のどこかに、ライフストリームが海底スレスレを通っていて、時々地上に噴き出す場所があるという。
もし、クラウドが北の大空洞でライフストリームに飲まれたのなら…。

ティファたちは僅かに残された希望を頼りに、飛空挺で世界を飛び回った。
その先に更なる絶望が待ち受けていることを、今のティファは知る由もない。






くぅ…戦力的に、そして何より精神的にツラい。
フイールド画面も街中画面も、メニュー画面にもクラウドがいないなんてこと、耐えられない…。
この喪失感は異常。

そして戦力面では、確実に一番強かったクラウド(Lv49)が離脱して結構微妙な感じになります。
いや、パーティメンバーだったナナキとシドは十分育ってるんだけど、なんつーか…クラウドがいなきゃ始まらんつーか…。
「クラウドがいる=絶対的な安心感」なんだよね。

やっぱり精神的な打撃が桁違いに重い。



早く戻ってきてください…
忘らるる都の祭壇で、クラウドは物言わぬエアリスを抱き抱える。



クラウドは、確かにエアリスに大剣を向けた。
仲間が止めてくれなければ、その大剣をエアリスへ振り下ろしていただろう。

そして目の前でエアリスがセフィロスに貫かれるのを、ただ見ていただけ。
リボンと、髪に忍ばせていたマテリアが儚く落ちていった。

言い様のない怒り、そして悲しみがクラウドの心を焼き焦がす。
もう二度と、エアリスの声を聞くことは出来ない。
怒った顔も、笑った顔も、エアリスは見せてくれることはない。



クラウドはエアリスを抱え、忘らるる都の湖へ向かう。
そして静かに、手を放した。
ゆっくりと沈んでいくエアリスをクラウドは見送る。

エアリスは遠い場所へと、旅立っていった。






何度プレイしても、ここから先のイベントはツラいものがある。
初めてプレイした時は、それはショックでね…以降しばらくプレイ出来なかったさ。
小学生の心には厳し過ぎるイベントだった。

最近は歳のせいか、涙腺が弛んでしまったようだ。

さようなら、エアリス。






セフィロスは雪原を越えて北へ向かった。
理屈などではなく、クラウドの心がセフィロスを感じている。
今のクラウドを支えているのは、セフィロスへの怒りと憎しみ。
セフィロスを追うことが、皮肉にもクラウドの唯一の原動力となっていた。



深い雪に閉ざされたアイシクルロッジでは、天才科学者と呼ばれたガスト博士とエアリスの母イファルナ、そして生まれたばかりのエアリスの、細やかながら幸せな生活が記録されたビデオを見つける。
そしてそのビデオは、親子3人の慎ましい生活が宝条によって壊される瞬間までも記録していた。
改めて、宝条の非人道的な所業を目の当たりにしたクラウドたちだった。


スノーボードで雪原を越え、一行は大氷河へ到達する。
厳しい寒さが体力、そして体温を奪う。
死が常に隣り合わせにある状態だったが、何とか山小屋にたどり着くことが出来た。
登山家であったこの山小屋の主は、クラウドたちに一時の休憩と、この先にそびえるガイアの絶壁を登るための知識を与えた。

そしてクラウドたちはガイアの絶壁に挑む。
越えた先にいるであろうセフィロスとの決着をつけるため…星の生命を守るために。






さて、ここのミニゲームであるスノーボード。
壁にめり込みました。
クリアタイムは4分。
普通の人はどれくらいでクリア出来るのかはわからんが、それを参考にするまでもなく凄いタイムということがわかるだろう。
もちろん、下手という意味で。
カーブを曲がれない、雪だるまを避けられない、ジャンプをしたら壁に激突…そんな道のりで、クラウドはよく生きていたなと感心する。
ごめんね、クラウド!
次は頑張るね!!

そして来ました大氷河。
狙いはもちろん「追加切り」のマテリア。
このマテリアと組み合わせるのはもちろん「必殺」のマテリアに決まってるべさ。
「必殺」は命中率は低いが、敵に当たれば2倍のダメージを与えるというもの。
なので「必殺」と「追加切り」をペアにすれば、必殺が外れてもその直後に通常攻撃。
必殺が命中すれば2倍ダメージ+通常攻撃=通常攻撃の3倍。
さらに、運が良ければ必殺の2倍ダメージ+通常攻撃がクリティカルで2倍=通常攻撃の4倍になるわけだ。
「クラウドつえー、かっけー」を満喫出来る組み合わせ最高。
一人で画面見ながらニマニマしてるの人間はキモいよね知ってるー。






体温の低下と戦いながら足場など無いに等しい断崖絶壁を登り、ついにガイアの絶壁の頂上へ立った一行が見たものは、巨大なクレーターとその中心から噴き出す大量のライフストリームだった。
大昔に空から降ってきた何かによって刻まれた傷痕を、星は長い時間をかけて治しているのだ。
セフィロスそのライフストリームを奪い、メテオを発動させようとしている。
何としても、止めなければならない。



行く先を塞ぐようにセフィロスが現れた。
しかし、それはセフィロスではなかった。
今までに遭遇していたセフィロスも、セフィロス本人ではなかったということになる。
ジェノバ細胞がその宿主の姿をセフィロスに変化させていたに過ぎなかった。

ジェノバは再結合…リユニオンする。
そして本当のセフィロスは、この奥にいる。
どうしようもなく邪悪で、どうしようもなく残忍…しかし、途方もなく強い意志を、この星の傷の奥底から放っているのだ。

セフィロスに擬態していたジェノバ細胞を持つ者から黒マテリアを取り返したクラウド。
セフィロスが待っているであろうこの先に黒マテリアを持っていくことは危険と判断し、クラウドは黒マテリアを仲間の一人に預ける。

そしてクラウドたちはセフィロスを倒すため、星の傷の奥へと進んでいった。



突如、周囲の景色が一変する。
どうやらこの景色はニブルヘイム…それも5年前のニブルヘイムだ。
そこに二人のソルジャーが村にやって来た。
セフィロスと、もう一人のソルジャー。
それはクラウドではなく、黒い髪のソルジャーだった。
5年前のクラウドの行動を、その黒髪のソルジャーはなぞってみせる。
幻だと言うクラウドとは対照的に、ティファは動揺を隠せない。
5年前のニブルヘイムにクラウドはいなかった…そう思わせる光景が流れ続ける。

そこにセフィロスが姿を現した。
「これはセフィロスが俺を混乱させるために創り出した幻だ」と言うクラウドに、セフィロスは「幻を創り出しているのはお前自身だ」と言い放つ。
そしてクラウドは、5年前のニブルヘイムが炎に包まれた後に宝条によって造り出された人形の失敗作だという。
ジェノバ細胞の驚くべき生命力と能力、そして魔晄の造り出した人形「セフィロスコピー・インコンプリート」…それこそがクラウドの真実だ、と。

記憶があやふやでも、自分自分が分からなくても、「クラウド、久しぶりね」というティファの言葉がクラウドを今まで支えてくれていた。
「俺はティファの幼なじみのクラウド」
「俺はニブルヘイムのクラウドなんだ」
ティファのその言葉を拠り所に、クラウドは自分自身を保ってきた。

しかし、目の前のティファは酷く取り乱している。
誰のどんな言葉よりも、ティファのその態度はクラウドの存在を否定しているように感じられた。

さらにセフィロスは続ける。
他人の持つ記憶に合わせて自分の姿、声、言動を変化させるのはジェノバの能力であり、クラウドの中のジェノバがティファの記憶に合わせて「クラウド」を創りだした、と。
そしてセフィロスは一枚の写真をクラウドに突きつける。
ニブルヘイムの魔晄炉調査に出掛ける前に撮った記念写真。
そこにはセフィロス、ティファ、そして黒髪のソルジャーの3人だけが写っている。

「やはりこれは偽物…真実は俺の記憶の中にある。」
クラウドは自分の存在を確かめるため、必死に5年前の記憶を辿る。



5年前、俺はニブルヘイムに帰った。
魔晄炉調査が任務だった。
俺は何をした?
そうだ、母さんに会った、村人たちに会った。
任務は魔晄炉の調査で、俺は張り切っていた。
何故ならその任務はソルジャー・クラス1stになって初めての任務で…ソルジャー・クラス1st?

俺はいつソルジャーになったんだ…?
ソルジャーって、どうやってなるんだ…?

何故…思い出せない?
俺は…俺は…っ!



そうか…悩むことはなかったな。
何故なら俺は…






「クラウド」は真実の自分を見つけてしまった。






同時刻。
この場所にルーファウスたちも訪れていた。
豊富な魔晄と天然のマテリアの宝庫であるこの場所…北の大空洞はまさに神羅の追い求めた約束の地であった。
しかし、その中には想定外のものまでも眠っていたようだ。
ウェポン…星が生み出したモンスターだ。
星の危機に目覚め、全てを無にするとガスト博士のレポートに書かれていた…と、宝条は語る。

そんな中、突如「クラウド」とティファがその場に姿を現す。
「ここはリユニオンの終着地点。全てが終わり、また始まる場所」
「クラウド」は淡々と語り、ルーファウスたちにこの場所から立ち去れと言う。
ティファの呼び掛けは、誰の耳にも入らない。
そんな時、黒マテリアを預かっていた仲間が「クラウド」の元に駆けつけた。
ティファに擬態したジェノバが、黒マテリアを持って来るように仕向けたのだ。

仲間から黒マテリアを受け取り、「クラウド」は謝罪する。
仲間たちへ。
そしてティファへ。

「いつか本当のクラウド君に会えるといいですね。」
それが「クラウド」の、ティファへ向けた最後の言葉だった。



「クラウド」はセフィロスを追っていたのではなかった…呼ばれていたのだ。
セフィロスへの怒りと憎しみ…それは「クラウド」がセフィロスを忘れないようにと、セフィロスがくれた贈り物。
セフィロスへ黒マテリアを届けるために…そしてリユニオンするために…。



次の瞬間、突然大地震が起きる。
星の危機を感じ取り、ウェポンが目覚めつつあるようだ。
その振動により、セフィロスは姿を現した。
巨大なマテリアの中で、セフィロスは待っていたのだ…黒マテリアが届けられるのを。

「クラウド」はマテリアの中で眠っているセフィロスに黒マテリアを手渡す。
セフィロスの手に渡った瞬間、黒マテリアは闇を放ちはじめた。
地震は収まる気配を見せず、それどころか更に強くなっているようだ。
ウェポンの目覚めの時が来てしまったのだ。



避けようのない星の危機が、そこまで迫っていた。






…なげぇ。
文字数新記録達成。
あんまり長くすると読みづらいんだが仕方ないね。
4000文字越え、おめでとうございます。

ここの展開は本当にツラい。
クラウドがクラウドでなくなってしまった…。
セフィロス・コピー以外の何物でもない人形になってしまった…。



クラウド…。

海を越えて、古代種の神殿へ。

深い森の奥に古代種の神殿はあった。
神殿に近づくにつれて星の声は大きくなるらしく、エアリスは必死にその声を聞き取ろうとする。
古代種は星と対話できる能力を持つ種族。
その唯一の生き残りであるエアリスに、星は語りかける。
この星と、星に生きる全ての生命に迫っている危機を。

迷路のように入り組んだ神殿の内部を進む。
侵入者を拒むような仕掛けの数々を何とか掻い潜り、クラウドたちは壁一面に壁画が描かれた場所に到達する。
壁画には古代種とおぼしき人物画、それと巨大な隕石のようなものが描かれている。

セフィロスは現れた。
そして、クラウドたちはセフィロスの恐ろしい計画を聞くことになる。

星は傷ができると治療のために傷口に精神エネルギーを集める。
星が破壊される程の傷を星に与え、そこに集まるであろう膨大な精神エネルギーを取り込み、セフィロスは新たなる存在…神になろうというのだ。
壁画に描かれた巨大な隕石こそが、星を破壊しかねない究極の破壊魔法「メテオ」であった。

「さぁ、目を覚ませ!」
頭の中で誰かの声が聞こえた瞬間、クラウドは自我を失う。
まるで何かに取り憑かれたかのように、意味不明なうわごとを口にする。
エアリスの呼び掛けにようやく我を取り戻すが、やはりどこか変だ。
仲間たちは何事も無かったかのように振る舞うよう努め、神殿の模型が飾ってある祭壇へ向かう。
その模型には古代文字で「黒マテリア」と書いてあるようだ。
星を破壊する究極魔法メテオを詠唱するために必要な黒マテリア…それはこの神殿そのものだった。
つまりこの模型と神殿は連動しており、模型の仕掛けを解いていくにつれて神殿は圧縮されていき、最終的に黒マテリアとなる。
そして仕掛けを解くのはこの祭壇でしか行えず、仕掛けを解いた人間は神殿とともに潰され、黒マテリアに取り込まれてしまうということだ。
セフィロスは何体もの分身を持っている。
その中の一体を犠牲にして黒マテリアを手に入れることなど雑作もないはずだ。
セフィロスの手に黒マテリアを渡らせないためには、今ここで仕掛けを解き、クラウドたちが黒マテリアを入手する以外に方法はない。
しかし、仕掛けを解くということは、言うまでもなく誰かが犠牲になるということだ。

どうすれば良いのか、考えが堂々巡りしていた時、ケット・シーから連絡が入る。
ロボットである自分が祭壇で仕掛けを解くと言うのだ。
神羅のスパイであるケット・シーだが、信じる他に道が無かった。

出口でケット・シーと合流し、最後の言葉を交わす。
何か言うべきなのだろうが、クラウドは上手く言葉が見つからないでいた。
それはケット・シーも同じだったようだ。
なら…と、エアリスはケット・シーに占いをリクエストした。
初めて出会った時以来の、久々の占い。
その結果を告げ、そしてスパイである自分を信じてくれたことに感謝し、ケット・シーは祭壇へ向かっていった。
自分もこの星を守り、救うことに誇りを抱きながら…。

神殿は圧縮されていき、跡形もなく消え失せ、手のひらに収まる程の黒い結晶…黒マテリアが残されているだけだった。
クラウドは黒マテリアを拾い上げ、考える。
メテオを唱えるには大きな精神エネルギーが必要で、人一人が持っているような量では話にならない。
では、セフィロスはどうするつもりなのか。
…そう、約束の地だ。
膨大な精神エネルギーが眠っていると言われている約束の地で、セフィロスはメテオを唱えようとしているはず。
しかし、約束の地は古代種のみが知っているはず。
古代種ではないセフィロスが見つけられるはずはない。
セフィロスの母であるジェノバは当初は古代種とされていたが、本当は2000年前に宇宙からやってきた、この星を滅ぼうとした「災厄」なのだ。

そこに再びセフィロスが現れる。
古代種以上の存在となった自分は精神エネルギー…ライフストリームの中の知恵、知識を取り込み、もう既に約束の地を見つけたとセフィロスは言う。
そして黒マテリアを手にしたクラウドの、心の奥底を揺さぶるようにセフィロスは呼び掛けた。

「さぁ、目を覚ませ」

その言葉を聞いた瞬間、クラウドは正気を失った。
そして、あろうことか黒マテリアをセフィロスに手渡してしまったのだ。
セフィロスはクラウドから黒マテリアを貰い、そのままどこかへ飛び去っていった。

ガクッと地に崩れるクラウド。
自分は一体何をしでかした…?
まさかセフィロスに黒マテリアを…?

あまりのことに錯乱状態に陥ったクラウドはエアリスに詰めより、そして殴りかかる。
仲間たちが正気の沙汰ではないクラウドを止めるには気絶させるしかなく、クラウドは仲間の打撃により意識を失った。



「クラウド、わかる?」
クラウドの頭の中で誰かが呼び掛ける。
エアリスだ。
そして、気付けばクラウドとエアリスは深い森の中にいた。

ここは古代種の都へと続く「眠りの森」
セフィロスがメテオを唱えるのは時間の問題で、それを防ぐのは古代種である私にしか出来ない。
セフィロスのことは私に任せて。
クラウドは自分が壊れてしまわないように、自分のことだけを考えて。

そう言い残し、エアリスは森の奥深くに消えていった。
その背後に、セフィロスの影があることに気付きもせずに…。



クラウドが目を覚ました場所はゴンガガ村の宿屋だった。
酷くうなされていたらしく、ティファ、バレットがずっとついていてくれたらしい。
エアリスが姿を消してしまったらしく、他の仲間たちは皆エアリスを捜しに行っているそうだ。

エアリスの居場所をクラウドは知っている。
古代種の都…そこにエアリスはいる。
そしてエアリスがメテオを防ぐために古代種の都へ向かったことを、セフィロスも知っている。



行きたくない。
セフィロスがそばに来ると、また俺はおかしくなるかもしれない。
俺が俺でなくなってしまうかもしれない…それが怖い。
俺はどうしたら良い?
ここから引き返す?
引き返す…どこへ?

…俺は真実を知るのが、怖い…?
でも、それは…何故だ…?



クラウドには時間が必要だった。
しかし、無常にも時間は待ってはくれない。
刻一刻とエアリスに、この星に危機が迫っている。
「お前がおかしくなったら、殴って正気に戻してやる」
「みんながついているから大丈夫」
バレットとティファのこの言葉を支えに、クラウドは古代種の都へ向かうことを決意した。






いやぁ、思いのほか長くなってしまった。
しょうがないね。
ここから物語が急激に動いていくんだもんね。

さて、ここ古代種の神殿では様々な仕掛けが待っているわけで。
カール型の岩を避けて進むだとか、巨大な時計の針をいじって進むだとか、番人と追いかけっこだとか。
ここで拾えるアクセサリ「リボン」は全てのステータス異常を防ぐという優れ物。
しかし、リボンだからといってエアリスに装備したらダメなのだよ。

さて、この前ゴールドソーサーの闘技場で「負けず嫌い」が発動したためにキャラクター育ち過ぎてボス戦がつまらない。
やっちまったなぁ。



ま、次はいよいよ忘らるる都だ。
覚悟を決めて、参りましょう。
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[04/14 明日輝]
[02/01 おーちゃん]
[01/29 明日輝]
[01/12 トール]
[01/12 明日輝]
最新TB
プロフィール
HN:
明日輝
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
最古記事
P R
アクセス解析
Copyright ©  -- 猫の手も借りたい --  All Rights Reserved
Designed by CriCri Material by 妙の宴
忍者ブログ  /  [PR]